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訪問看護の離職率16.7%はなぜ?直行直帰の孤独が辛い真実

「また今日も、ほとんど誰とも話さないまま一日が終わった。」
「アドバイスももらえないし、困ったことも話せない…。」

車の中でかきこむ10分の昼食。バイタルの判断も、利用者さんの急変対応も、ぜんぶ一人。直行直帰のステーションで働いていると、孤独とプレッシャーが少しずつ心を削っていきますよね。

でも、最初にお伝えしたいことがあります。あなたが潰れかけているのは、能力不足でも、ましてや甘えでもありません。原因はその日のうちに悩みを吐き出せる環境を奪われていること。つまり、あなた個人ではなく仕組みの問題なんです。

この記事では、訪問看護の離職率の背景にある孤独の正体を解き明かし、二度と同じ失敗をしないための転職先の選び方まで、具体的にお伝えします。

目次

訪問看護の「直行直帰」が孤独で辛いのはなぜ?

直行直帰が辛い最大の理由は、判断も感情の処理もすべて一人で完結させる構造にあります。病院のように、隣に同僚がいて、その場で「これってどう思う?」と相談できる環境がないからです。

効率的に見える働き方の裏側で、心の負担だけが静かに積み上がっていく。これが直行直帰の落とし穴です。

1人で判断するプレッシャーと感情労働の摩耗があるから

訪問先では、判断を仰げる相手がその場にいません。利用者さんの小さな変化に気づき、ご家族にも気を配り、その場その場で最善を選び続ける。判断と気づかいを同時に求められる感情労働が、一日に何件も続きます。

病棟なら、ナースステーションに戻れば誰かがいました。今日のヒヤリとした出来事も、その場で共有できた。けれど直行直帰では、その戻る場所がありません。

判断の責任を一人で背負い続けることが、6年目のベテランであっても少しずつ自信を奪っていくのです。

車内10分休憩が「誰にも相談できない」悪循環を招くから

移動の合間の10分を6回つなげて休憩60分。書類上は休憩を取れているかもしれません。でも実際は、まともに休めた感覚はないですよね。

この働き方の本当の怖さは、休めないことだけではありません。モヤモヤを抱えたまま次の訪問に向かい、それを誰にも話せないまま家に帰る。気づけば、悩みを言葉にする機会そのものが消えています。

吐き出せないから抱え込む。抱え込むから消耗する。この悪循環こそが、孤独を辛さに変えていく正体です。

「この働き方、もう限界かも」
もしそう感じているなら、転職を即決する前に、一度誰かに状況を整理してもらうだけでも気持ちは軽くなります。話を聞くだけのつもりで構いません。


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訪問看護の離職率は16.7%!孤独な環境だとなぜ辞めるのか?

訪問看護師は、病院看護師よりも離職率が高い傾向が続いています。病院看護師(全国・正規雇用)の離職率は、2024年度で約11%(※1)。
これに対して訪問看護は構造的に高く、神奈川県内のステーションでは2023年度に16.7%にのぼりました(※2)。

では、なぜそんなに辞めてしまうのか。理由はいくつもありますが、突き詰めると「重い負担を一人で抱える環境」に行き着くと考えています。どんな仕事も、相談できる相手がいるかどうかで、続けられるかが大きく変わるからです。

逆にいえば、抱え込まずに済む環境さえあれば、訪問看護はやりがいの大きい仕事です。問題は環境であって、仕事そのものではありません。

なぜ辞めるのか?理由は「過重な負担」と「相談できない孤立」

訪問看護で離職理由としてよく挙がるのは、オンコール対応の負担、看取りや急変時の精神的な緊張、そして訪問件数や移動による肉体的な疲労です。24時間365日の体制を敷くステーションは多く、オンコール当番が重くのしかかります。

ただ、これらには共通点があります。どれも「一人で抱えている」ということです。

同じオンコールでも、迷ったときにすぐ相談できる先輩がいるかどうかで、心の負担はまるで変わります。同じ看取りでも、その重さをチームで分け合えるかどうかで、消耗の度合いはまったく違う。

つまり、表面の理由はさまざまでも、根っこにあるのは「相談できない=サポート不足」です。孤独な環境が、一つひとつの負担を辞めたいに変えていくのです。

担当制でも孤独を防ぐ仕組みは「チーム制」だけが正解ではない

「だったらチーム制の職場に移ればいい」と思うかもしれません。ところが、ここに落とし穴があります。

チーム制をうたっていても、結局それぞれが直行直帰で動き、顔を合わせるのは月1回の会議だけ、という職場は珍しくありません。これでは制度の名前が変わっただけで、孤独は解消されないのです。

逆に、担当制であっても孤独にならない職場はあります。違いを生むのは「チーム制か担当制か」ではなく、もっと別のところにあります。次の章で、その核心をお話しします。

直行直帰をしない|「事務所に帰って話す」職場の本当のメリット

孤独を解消する一番の近道は、制度の名前ではありません。訪問の合間や終業時に事務所へ戻り、顔を合わせて話す文化があるかどうか。ここに尽きます。

たった数分でも、その日のうちに人と話せる。それだけで、抱え込む前に手放せるようになります。

ステーション内のカンファレンスで多角的な視点を得られる

一人で悩んでいた利用者さんへの対応も、事務所で「こんなケースで迷っていて…」と話すだけで、先輩から思わぬヒントがもらえることがあります。

在宅のケアは、正解が一つとは限りません。だからこそ、複数の目で見ることに大きな意味があります。一人の判断を、チームの判断に変えられる。これがカンファレンスの価値です。

先輩・管理者の顔を見て「雑談レベルの相談」ができる安心感

実は、本当に効くのは正式な会議よりも「雑談」だったりします。

「今日の訪問、ちょっとしんどかったんですよね。」この一言を、誰かの顔を見ながら言える。たったそれだけのことが、孤独な現場では何よりの支えになります。

電話やメールでは、わざわざ相談するほどでもない小さなモヤモヤは流れていってしまう。顔を合わせる場があるからこそ、その小さな声が拾われるのです。

帰社して話す文化が根づいた現場では、スタッフがどんな空気で働いているのか。その温度感は、働く人の声を読むと伝わってきます。

▼ スタッフボイス・理念を読んでみる▼

チャットツールと対面の組み合わせが安心

もちろん、毎回事務所に戻るのが難しい日もあります。そこで力を発揮するのが、チャットツールです。

移動中でもすぐに相談できるチャットと、週に数回でも顔を合わせる対面の場。この2つが組み合わさると、効率と安心の両方が手に入ります。また、ここからでは社用携帯も貸与されるため、「チャットだと伝わりにくい…。」といったときも電話できます。

チャットだけでも、対面だけでも足りない。両輪がそろってはじめて、孤独になりにくい環境ができあがります。

正直に言うと、私も「話せない孤独」で潰れかけました

少しだけ、私自身の話をさせてください。

コロナ禍で、一時的に直行直帰が認められた時期がありました。当時の私は入社してまだ2ヶ月。右も左も分からないまま、一人で訪問へ出るようになっていました。

判断に迷っても、その場に聞ける人はいません。「電話もこのタイミングでかけていいのか⋯」と悩む間に時間が過ぎていき、不安を飲み込んだまま次の家へ向かう。気づけば、何日も誰ともまともに仕事の話をしていませんでした。

緊急事態宣言が終わったある日、久しぶりに顔見知りのスタッフに会えたんです。その瞬間、こらえていたものが一気にあふれて、泣きそうになりながら、たまっていた相談を先輩方に一気にぶつけていました。

1人での訪問だからこそ、ただ顔を見て話せる相手がいるだけで安心感全く違うと思っています。

他のスタッフも感じた一人での訪問の孤独をつづった記事はこちら!

「実際の空気を見てみたい」と思ったら、気軽に見学に来てください。
私たちは、採用にかけるコストをできるだけ働くスタッフの待遇に還元したいと考えています。だからこそ、間に誰かを挟むより、まずは直接、現場を見て・話して判断してほしいんです。


▼現場の雰囲気を見学・直接相談する▼

もう失敗しない|孤独にならない「訪問看護転職の選び方」

求人票の「アットホーム」「風通しがいい」を信じてはいけません。確認すべきは雰囲気を表す言葉ではなく、情報共有の頻度と手段という具体的な事実です。

前職で美辞麗句に裏切られた経験があるなら、なおさらここを徹底しましょう。

面接で必ず聞くべき「情報共有のタイミングと手段」

聞くべきは、抽象的な雰囲気ではなく仕組みです。

「スタッフ同士の情報共有は、いつ、どんな手段で行っていますか?」。この質問に対して、具体的な頻度やツール名がすらすら出てくる職場は、共有の文化が本当に根づいている可能性が高いといえます。

逆に「みんな仲がいいので大丈夫ですよ」としか返ってこないなら、要注意です。

キラー逆質問「定期的なケース相談の場はありますか?」

もう一歩踏み込むなら、この質問が効きます。「定期的にケースを振り返る場はありますか? あるとしたら、どのくらいの頻度ですか?」

ケース相談の場があるということは、一人で抱え込ませない仕組みがあるということ。あなたが最も恐れている「孤独な判断」を、組織として防ごうとしている証拠です。

ここで言葉に詰まる職場は、残念ながら今の環境と大きくは変わらないかもしれません。

他にも聞くことはこちらも見てみてください!

帰社する文化があるかは「見学」で自分の目で確かめる

帰社して話す文化が本当にあるかは、求人票や面接の言葉だけでは判断できません。確実なのは、実際に見学して自分の目で空気を確かめることです。

朝や夕方、スタッフが事務所に戻って自然に話しているか。その光景が見られれば、それが何よりの答えです。逆に、見学そのものを渋る職場は、あまり見せたくない事情があるのかもしれません。

気になる職場には、遠慮なく見学を申し込んでみてください。下調べと、自分の目での確認。その両方をそろえてから判断すれば、もう失敗しません。

一日の流れはこちら!

まとめ:あなたが潰れかけたのは「話せる環境」を奪われていたから

最後に、大切なことをもう一度お伝えします。

直行直帰の孤独が辛いのは、あなたが弱いからではありません。その日のうちに悩みを吐き出せる「心理的安全性」が、仕組みとして奪われていただけです。

だからこそ、次の職場では「事務所に帰って話す文化があるか」「定期的にケースを振り返る場があるか」を必ず確認してください。この2つの基準があれば、求人票の甘い言葉に二度と振り回されずにすみます。

一人で抱え込む働き方は、もう終わりにしていい。あなたが安心して力を発揮できる場所は、ちゃんと存在します。

「自分に合う職場ってあるのかな」と少しでも思えたら、その気持ちが第一歩です。今の悩みを整理するところから、一緒に考えていきましょう。

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この記事を書いた人

⚪︎⚪︎のアバター 広報のひと                   広報/理学療法士                

訪問看護ステーション2か所目。ここからの理念に惹かれて入社を決めました!実は、ここからへの見学問い合わせを2回しています。笑

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