訪問看護のオンコールはきつい?ここから訪看のナースが明かす実態

訪問看護のオンコールは、夜勤よりきついのではないか。そう感じて、転職をためらっていませんか。
実は、その不安の多くは職場の体制で消せます。鳴る回数よりも、困ったときに相談できるかどうかが、しんどさを決めるからです。
当社の全店舗アンケートでも「相談しにくい」と答えた人はゼロでした。
当番は月4〜6回ほど。深夜2時の電話にもセカンドがすぐ応え、「寝れます」と笑うスタッフもいます。
オンコールの実態と、きつくない職場の見分け方を、現役の本音からお伝えします。
訪問看護のオンコールは本当にきつい?

きついかどうかは、事業所の体制で決まります。一人で抱え込む職場と、迷ったらすぐ相談できる職場では、負担がまったく違うからです。
実際、当社のアンケートでは次の結果が出ました。
- 「相談しやすい」「とても相談しやすい」と答えた人が大多数
- 「相談しにくい」と答えた人はゼロ
避けるべきは、オンコールそのものではありません。サポートのない職場です。
そもそもオンコールって何をするの?
オンコールとは、営業時間外に利用者さんからの連絡を受ける当番です。手当は2種類あります。
- 待機手当:待機しているだけで発生する手当
- 実働手当:実際に電話対応や出動をしたときの手当
当社はどちらも支給しています。金額は店舗や条件で変わるため、面談でお伝えします。
きつさを左右するのは「鳴る回数」より「相談できるか」
同じ「オンコールあり」でも、サポートの有無で体感は別物になります。
実際、アンケートでも「相談しやすい」と答えた人が圧倒的多数で、「相談しにくい」はゼロでした。避けるべきは“オンコールそのもの”ではなく、“サポートのない職場”のほうなんです。
夜間オンコールの実態は?鳴る頻度・相談内容・出動の割合を紹介

当社でオンコールについてのアンケートを行いました。
体感としては「思ったより鳴らない」という声が多数。ただし、店舗や時期で差があるのも事実です。
どれくらい鳴る?「思ったより鳴らない」のリアル
過度に身構えなくて大丈夫、という声が目立ちました。
「前職がすごく呼ばれる職場だったので、転職後に呼ばれなくて安心した」(看護師歴10年以上)
「慣れると土日も家で普段通り過ごせるようになった」
一方で、正直な“しんどい”もちゃんとあります。
「土日は結構鳴るし、続けて呼ばれると拘束時間が長くてしんどい」(看護師歴5〜10年)
「思ってたよりも呼ばれて、電話だけで終わらず来てほしいと頼まれることも多い」(看護師歴10年以上)
こういう差が出るのが現実。だからこそ、入る前に体制を確認することが大事なんです。
よくある夜間の相談と、待機中のルール
夜間の連絡は、発熱・転倒・看取りに関するものが中心です。電話だけで落ち着くケースも多く、すべてが出動になるわけではありません。
待機中はいくつか約束ごとがあります。飲酒はNG、すぐ動けるよう遠出は控える、といったあたり。とはいえ、当番じゃない日まで縛られるわけではないので、気負いすぎなくて大丈夫です。
「一人で判断するのが怖い」を消す仕組み

オンコールの不安は、仕組みでほぼ解消できます。あいまいな相談しやすい雰囲気ではなく、実際に機能している体制があるからです。
迷ったら必ず繋がる、ファースト&セカンド体制
判断に迷ったとき、セカンドに相談できる流れがあります。対応は次のとおりです。
- ファーストが一次対応する
- 迷ったら、深夜でもセカンドに連絡する
- セカンドと一緒に判断する
実際にオンコールをしているスタッフの声を聞いてみると、このような声が。
「深夜に救急搬送か悩んだケースがあって、初めての一人持ちでセカンドに連絡したら、相談に乗ってもらえて助かりました。夜中の2時で申し訳なかったですが…」(大倉山店・看護師歴5〜10年)
「早朝でも深夜でも、嫌な顔せず対応してくれる」(看護師歴10年以上)
「管理者がいつでも電話を取ってくれることが安心」(センター南店・看護師歴3〜5年)。
“夜中にかけたら迷惑かな”
——その心配こそ、一番解いておきたいところ。
「セカンドじゃないスタッフも、迷ったらいつでも電話ちょうだいって言ってくれる」(看護師歴5〜10年)
という声が、空気感を物語っています。
日中の情報共有で、夜間に「備える」
夜の急変は、実は日中の積み重ねで予測しやすくなります。
「経過記録がしっかり書かれていると、安心して対応できました」(大倉山店・看護師歴5〜10年)
「鳴る方は比較的決まっていて、事前に情報共有があるので不安が少なくなった」(センター南店・看護師歴3〜5年)
チームで情報を回し、医師ともスムーズに連携する。
だから、オンコールは“看護師一人の孤独な戦い”にはならないんです。
「一人にしない」は、空気じゃなく仕組みです
実際に働くスタッフの言葉は、職場の温度がいちばん伝わります。
未経験でも、いきなり一人にはならない
入職してすぐオンコールを持つことはありません。
まずは先輩と同行しながら慣れて、自分のペースで独り立ちしていきます。時期はおおよその目安で、本人の習熟を見ながら。具体的なところは面談でお話ししています。
「自信がつくまで何度でも同行できます」(片倉店・看護師歴10年以上)
「スタートを強要されることはなく、自分の状況を見てオンコールの開始を考えてくれる」(あざみ野店・看護師歴3〜5年)
入社2ヶ月で「まだ持っていません」という声もありました。
管理者側も同じ姿勢です。
「経験の浅いスタッフは、初めは一緒に行くようにしています」
「一人で行くのが不安なら、その場でも一緒に行くと伝えています」(二俣川店・管理者)
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無理なく続けられる?翌日のリカバリーと頻度調整

夜に働いた翌日も通常業務、という不安はよく分かります。当社は、出動翌日の負担を減らす運用を行っています。
出動した翌日はどうなる?
夜間や土日に出動したら、翌日の訪問を調整します。
管理者からはこのような回答が。
「夜間や土日の出動があった際は、翌日の訪問を調整します。出動や対応をしたスタッフには、必ず労いと振り返り、お礼の連絡をするよう心がけています」(二俣川店・管理者)。
スタッフからは、こんな一言も。
「寝れます!夜呼ばれたら次の日の訪問を調整してくれるし、病院の夜勤が辛い方でも大丈夫!」(あざみ野店・看護師歴3〜5年)。
夜勤で体調を崩しがちな人ほど、管理者とも話をしてどのように動けばいいか相談可能です。
子育てや体調と両立できる?
子育て中だからといって、自動で免除になるわけではありません。ただし、本人の希望で頻度を調整できます。
実例は次のとおりです。
- 月2回まで回数を調整
- 夜間のみ免除
- 体調にあわせて週末限定に調整
管理者も「子育て中のスタッフは、ご家族が見られる日程に合わせて回数を減らす。突然の体調不良は、直前でも他スタッフに交代します」とのことです。
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きついオンコールの職場を避ける見分け方

オンコール=絶対悪ではなく、体制で決まる。だから“見極める目”が武器になります。
求人・面接で確認したい4つのポイント
次の4つを聞けば、その職場の本気度がかなり見えます。
- セカンド体制:一次対応が迷ったとき、必ず繋がる二次対応者が決まっているか
- 同行期間:いきなり一人持ちか、慣れるまで先輩と回れるか
- 翌日のリカバリー:夜間出動の翌日、訪問を調整してもらえるか
- 頻度調整の柔軟さ:子育てや体調で、回数を相談できるか
あわせて読みたい「失敗しない職場選び」
地雷の避け方をもっと立体的に知りたい人は、関連記事もどうぞ。
訪問看護の転職で「失敗した」と感じる理由とあわせて読むと、見極めの軸がはっきりします。「一人で判断するのが怖い」という不安そのものは、別記事でさらに掘り下げています。


「オンコールが不安」なあなたへ、
現役スタッフ・管理者からひとこと

最後に、今オンコールを回している人たちの言葉を置いておきます。経験年数も入職時期もバラバラ。でも、共通しているのは「最初はみんな不安だった」ということ。
現役スタッフから
「最初はどれだけ経験があっても不安です。ただ、その不安を軽くできるように、先輩たちがしっかりフォローして、安心してオンコールを持てる環境を整えてくれています」(瀬谷店・看護師歴5〜10年)。
「相談できる相手が必ず居ることが安心します。独りじゃないと思えます」(センター南店・看護師歴3〜5年)。
「一人で動く仕事だからこそ、申し訳ないと思わずに、不安があるなら安心できるまで先輩や上司に頼ったほうがいい。頼ってもらえるほうが、こっちも信頼できるんです」(看護師歴10年以上)。
管理者から
「不安が完全になくなることはないと思います。でも、その分まわりのスタッフと協力して、一緒に頑張っていきましょう」(あざみ野店・管理者)。
オンコールは、一人で背負うものじゃない。そう思える職場かどうかが、長く続けられるかの分かれ道だと思います。
まとめ
オンコールの怖さは、仕組みで消せます。
鳴る回数より、困ったときに繋がれるか。同行で慣れていけるか。出動した翌日に休めるか。
──これが整っている職場を選べば、「一人で抱える」恐怖はかなり小さくなります。
最後に、管理者からのメッセージを。「誰でも始めは不安です。オンコールは孤独だと思われがちですが、相談できる・助けてくれる仲間がいることを、忘れないでほしい」(二俣川店・管理者)。
「一人で抱えない」を仕組みにしている職場で、もう一度看護を楽しみませんか。
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よくある質問
Q. 未経験でもオンコールはできますか?
できます。入職後すぐは持たず、まず先輩と同行しながら慣れ、自分のペースで独り立ちします。スタートを強要されることはありません。
Q. 月にどれくらい鳴りますか?
体感では「思ったより鳴らない」という声が多数です。ただし店舗や時期で差があり、電話だけで落ち着くケースも多くあります。
Q. オンコールの手当はありますか?
待機手当と実働手当の両方があります。金額は条件によって変わるため、面談でご説明しています。
Q. 夜に呼ばれた翌日は休めますか?
夜間や土日に出動した場合は、翌日の訪問を調整します。心身の負担が大きいときは、当番自体の調整も行っています。
Q. 一人で判断できるか不安です。
ファースト・セカンドの2人体制なので、迷ったら深夜でも相談できます。「一人で判断しなくては」と気負う必要はありません。






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